一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
今回は『お焼香』お話を書いてみたいと思います。
仏式でのお葬式の際、祭壇の前でお焼香をする事は一般出来です。しかしながら一定数の方が「前の人の真似をしよう」とお考えではありませんか。宗旨によって作法が異なる為、大きな枠で「お焼香をする」事について書いていきます。
・『お焼香』ってなんですか?
お焼香は一般的にお葬式や法事の際に、抹香(お香の形の一種)を使って行う儀式の事を言います。抹香(まっこう)とは香木(香りのする木、沈香や伽羅などが有名)や樒(しきみ)の葉を細かく砕き乾燥させたものになります。ちなみにこれを粉上にして練り上げてお線香を作ります。
・なぜ『お焼香』をするのですか?
お線香の際にもお話をしましたが、お香を焚くことで出る香りや煙によって
1.自らの身を清める
2.立ち上る煙が浄土へと進む導きになる
3.仏教において香と煙は「食べ物」とされている
と言うことから、お焼香を行います。
現実的な意味としては
1.ご遺体から出る臭いを消すため
2.虫や獣などからご遺体を守るため
3.魔物や妖怪から故人の御霊を守るため
などと言われています。「3」は現実とは言い難いですが、昔話として通夜の晩に遺体を連れ去りに来る「火車(かしゃ)」と言う妖怪の話があり、寝ずの番をするのはその為だと言う地方もあるそうです。
・『お焼香』の作法
お焼香は宗派によってお香のくべ方や回数が異なります、ご自身や参列するお葬式の宗派作法が分かっていれば、それに合わせたお焼香をしていただくのが望ましいです。
私自身、この仕事をしている上で参列者の方からよく質問を受けますが、正式な作法をお伝えした上であるお坊さんから聞いた言葉をお話しています。それは
「お焼香は回数ではなく焚くお香に『ありがとうの感謝』・『お世話になりましたの敬意』・『いってらっしゃいの送出し』の想いを込めてあげる事ですよ」と言うものです。
お葬式ではその厳粛な雰囲気からどうしても作法や仕来たりなどに従わないといけない、『面倒くさいもの』と感じてしまう人も少なからずいらっしゃると思います。
お焼香は大抵順番に案内をしてくれますし、「前に出る、お香をくべる、合掌する」の基本的な所作と、しっかりと『想いを込める』と言う事を押さえておけば良いのではないかと思います。
ご拝読いただきありがとうございました。
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