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執筆者の写真家族葬 花*花

『お線香』をお供えしましょう



一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。

今回は『お線香』のお話を書いてみたいと思います。


・なぜ『お線香』をあげるのか

仏式の場合、亡くなられた方の枕元には必ず三つのものをお供えします。それはローソクとお花(樒)とお線香です。難しい言葉で言うと「香華燈燭(こうげとうしょく)」と言います。ローソクは仏様の知恵を表し、お花は仏様を飾ります。そしてお線香にはあげる人(自分自身)を清める事、お香の香りは故人にとっての食べ物になる事、あの世とこの世の橋渡しになる事、と言う意味があります。

お仏壇やお墓、お寺参りでもお線香をあげますが、仏様やご先祖様と繋がって『ここからお参りしてますからね』と言う証にもなるんですね。


・お線香の『選び方』

最近では弔電などを送る際にお供え物として一緒にお線香が付いていたりもします。また、ご自宅にお参りに伺う際や、お盆・お彼岸などのお供えとして持参したり送ったりする際の参考にしていただければと思います。

匂い線香…本来は白檀や伽羅、沈香など昔から使われる香りもありますが、最近では花や果実の香りが着いたものが増えてきています。

少煙(匂)香…ご近所への配慮であったり、お香の独特の香りが苦手と言う方に向けたものです。お線香を灯していても煙の量が少なかったり香りを抑えたもので、最近では葬儀会館でもこれが使われるところも増えているようです。

杉線香…杉の葉を原料としたお線香です。これは大量に煙が出ますので室内で使用するのはあまりむかないかも知れません。お墓や寺院での行事の際に使われる事が多いです。


・お線香の『あげ方』

お線香のあげ方を細かな作法や宗派によって書き連ねるととても長くなってしまうので、出来る限り簡単かつ明確に書いていきます。

1.お線香を点ける際にはローソクを使いましょう。

上に書いたようにローソクの火にも意味があります。マッチやライターで直接火を点けるのではなく、ローソクを灯してからお線香に火を点けましょう。

2.お線香に付いた火は吹き消してはいけません。

口から出る息は不浄なものとされています、吹き消すのではなく空いている手で仰いで消しましょう。お線香を振って消すのも折れたりして危ないのでやめておきましょう。

3.お線香から煙が出ていることを確認しましょう。

火の付きが悪い場合もありますので、あげる前にお線香から煙が出ているか確認しましょう。

4.複数人でお線香をあげる場合はスペースを配慮しましょう。

お線香は真ん中に上げがちですが、自分の後ろに次の人が並んでいるような場合は奥側に置きスペースを空けてあげましょう。

5.静かに目を閉じて合掌し一礼しましょう。

ご自身の宗派、訪ねた先の宗派の作法をご存じであればそれに合わせる事が一番良いですが、宗派や作法に疎くてもしっかりと気持ちを込めて「悼む気持ち」を表すことが大切です。


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