

一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
今回は『お香典返し』のおはなしです。
・『お香典返し』とは
お通夜・お葬式などで故人に対してお供え頂いたお香典のお返し、お礼の事を「お香典返し」と言います。近年では家族葬や少人数でのお葬式が一般化し、「お香典の辞退」も増えていますが、だからこそ頂いたお香典に対する返礼についてしっかりと理解して礼儀を欠く事の無い様にして頂ければと思います。
・お返しをする『時期』とは
一般的には「四十九日法要の後」から2週間以内をめどにお届けするものとされています。
お葬式の際に「当日返し」で全て済ませている場合は後からのお返しは不要です。初七日を過ぎたあたりから忌明け法要までの間に準備を整えておくのが良いでしょう。発送作業をギフトショップなどに申し込みをする場合にも、品物の発送までに一週間~十日ほどかかる場合が有りますので、特に遠方(離島など)に発送が考えられる場合には余裕をもって申し込みをするようにしましょう。
ちなみに「四十九日法要」は仏教における考え方ですが、神道では「五十日祭」、キリスト教では「一ヶ月(30日)」を目処としてお考えいただければと思います。
・お返しの『目安(相場)』とは
お香典のお返しは一般的には「半返し」と言われています。頂いたお香典の「半額相当」を目安としてお返しをされる方が多い為にそのように言われていますが、実際には「3割~半返し」程度でお考えいただければと思います。
※お香典1万円に対しては3~5千円相当のお考え
また、高額のお香典に対しては必ずしも半返しが必要と言う事はありません。親戚やごく親しい方から高額のお香典(およそ3万円以上)を頂いた場合には、1/3~1/4程度のお返しでも失礼にはあたりません。
・企業や法人(団体)へのお返しとは
身内のお葬式に際してお勤めされている会社や所属されている団体(自治体)、法人などからお香典を頂く場合が有ります。企業の場合には形式的に「経費」から出される場合や、団体(自治体)などの場合には慶弔の積立てなどから出される場合が有る為、一般的には「お返しは不要」と考えて問題はありません。
会社などのごく親しいグループや部署の様な場合であれば500円程度のお品物を人数分ご用意したり、分けやすい様に個包装されたお茶(コーヒーや紅茶など)やお菓子を送るケースもあります。
まとめ
少人数でのお葬式や家族葬、またコロナ禍でもあり参列する事が難しい時代になり、参列できない代わりにせめてお香典だけでもと代表して参列される方にお香典を託されるケースが見受けられるように感じられます。「香典辞退」がだいぶ浸透している為にどのようにお返しをしたら良いのかが分からなくなっている方がいらっしゃる様に感じます。疑問質問ございましたら遠慮なく、お電話やメール等でお問い合わせいただける場と思います。
ご拝読いただき、ありがとうございました。

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