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  • 執筆者の写真家族葬 花*花

『節分』のおはなし




一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。

今回は『節分』のおはなしです。


・『節分』とは

「節分(せつぶん)」と言う言葉には「季節を分ける」と言う意味があります。昔の日本では春が一年の始まりとされていた為、「立春」の前日を冬と春の境目として「節分」と呼ぶようになりました。ですのでそれぞれの四季の節目には「節分」があります。

特に2月の節分には冬の時期に溜まった悪いもの「鬼(おに)」を祓って新しい年を迎える行事として「豆まき」などの節分行事を行う事から、現在においてもその行事が残り伝えられています。


・なぜ『豆まき』をするのか

「鬼(わるいもの)」を追い払い、「福(よいもの)」を呼び込むために豆まきをします。

諸説ありますが、『豆』は『魔(ま)を滅(め)する』とも表し、悪いものを退治するからだと言われています。また大豆には多くの栄養素が詰まっている事から食べても体の中から健康になり悪いものを追い出す力を与えてくれるそうです。

豆まきの際には必ず『炒り豆』を使用します。これには「生のマメを使うと追い出した悪いものが豆の芽と共に居ついて育ってしまうから」と言われています。

豆まきの後には『歳の数(地域によってはプラス1つ)』の豆を食べると、その年は病気などになりにくくなると言われています。炒り豆はのどに詰まりやすかったりするので、食べる際には十分に注意しましょう。


・『恵方巻』とは

現在では全国的に有名になってきましたが、「恵方巻」の期限は江戸時代の大阪と言われています(諸説あり)。1980年代から関西を中心にコンビニチェーンなどの経営戦略のひとつとして全国に展開していきました。

節分の日の「夜」に、その年の「恵方」を向いて、「願い事」を思い浮かべながら、「一言も喋らず」に食べきると願いが叶うと言われています。

ちなみに今年の恵方は『北北西』だそうです。


まとめ

ここ数年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、節分の行事も中止になったりしています。今年も行われる事は無いでしょうね。ご家庭で行う分には可能ですので、無病息災を祈願する意味で『節分』の行事を行ってみてはいかがでしょうか。

節分行事にはこの他にも様々なものや、地域によっても風習が異なったりもします。皆さんのお住まいの所ではどの様な行事がありますでしょうか?私の子供の頃は町内の家々を回って豆まきで撒く豆やお菓子を集めていました、最近ではなかなか難しいでしょうね。


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