一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
皆さんは『薄墨(うすずみ)』と言う言葉を聞いたことはありますか、お通夜・お葬式でお香典の表書きをする際に使用される色の薄い墨の事です。今回は『薄墨』のお話を書いていきたいと思います。
・『薄墨』とは
お香典袋を書く際に使用する色の薄い墨の事を『薄墨(うすずみ)』と言います。これはかなり限られた場合にしか使用される事が無いのであまり知っている人も多くないのではないでしょうか。薄墨を使用する理由には
1.「悲しみの涙が墨を薄めてしまった」と言う説
2.「急事で駆け付けたため、十分な濃さの墨を用意できなかった」と言う説
と言われています。これらはペンが使用されるよりも以前の時代の話である為、現在ではあてはまらないかも知れませんね。なんにせよ、故人を追悼する気持ちを表すために薄墨を使用する事が作法とされています。
・『薄墨』は何処で準備するの
使う用途が限られている薄墨はなかなか目にする機会がないものですが、文具店やコンビニなどで買い求めることが出来ます。ただ、お店によっても頻繁に売れるものではないので、在庫切れの場合が有りますので注意しましょう。
・『薄墨』がない場合
「薄墨」に対して一般的な色の墨の事を『濃墨(こいずみ)』と言います。
最近では不祝儀袋にあらかじめ「御香典」や「御霊前」などの筆字が印字してあるものが売られています、大抵は濃い色で書かれているので色の濃淡を合わせる為に「濃墨」で名前の部分を書いても問題はありません。
・『薄墨』は何時使うのか
薄墨を使用するのは「通夜」・「葬儀」・「繰上げの初七日」の際までになります。正式な日に初七日を行う場合、お供えやご霊前を持参する際には「濃墨」を使用します。
薄墨は使用する機会も少なく、今後ますます知る人も少なくなっていくようなマナーになると思います。急な事に備えてあらかじめ準備しておくとなると意味合い自体が本末転倒のような気もしますが、礼服などと同じように一本ご自宅に置いて於くと良いのではないでしょうか。
ご拝読いただきありがとうございました。
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