一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
先日、お葬式の事前のご相談に来られた方とお話をする機会がありました。お葬式の費用、内容、考え方などを相互的に打ち合わせていく中で、現在「出来るだけ安いお葬式」と言う言葉が誤解されているのではないか、と思い今回のタイトルにしてみました。
色々とご意見などありそうな事柄ですので、ご意見など頂けるとありがたいです。
・お葬式の「分類」
あまり枠を作るのは好ましくないとは思うのですが、便宜上現在お葬式を行う上でどのように分けられているのか挙げてみます。
『社葬』・『合同葬』…「社葬」は企業が主催し執り行う葬儀で費用は企業側が負担します、ですのでお香典なども企業の側が受け取る形になります。「合同葬」は企業と遺族が合同で主催する葬儀です。社葬では先に遺族のみで密葬を行い、日を空けて(予定を組んで)から社葬を行うことが一般的です。
『大型葬』・『個人葬』…大型葬・個人葬は遺族が主体となり執り行う葬儀です、一般的に100人を超える参列者が見込まれる葬儀を「大型葬」と呼び、100人未満を「個人葬」と呼びます。
『家族葬』…家族葬は20年ほど前から出始めた言葉で葬儀スタイルの中では比較的新しいものです、遺族が主体となりごく限られた近親者・知人友人のみで執り行われるお葬式です。
『密葬』…密葬は先に挙げた「社葬」や「大型葬」などを執り行う前に遺族のみで執り行うお葬式です。家族葬と混同されがちですが意味合いが異なります。
『火葬』・『直葬』…お葬式をせずに火葬のみを行う形式を言います。亡くなられてから火葬を行うまでには「24時間」の時間を置くことが法律で定められているため、その間ご安置をしておく必要があります。また火葬場へ向かう際には「棺に納められている事」、火葬場によっては「専用の車両(霊柩車)」である事が定められている場合が有ります。
・「安いお葬式」とは
単純に掛かる金額だけを比べていくと上に挙げたお葬式の形態は先に挙げた順番でお金が掛かります、これは祭壇の大きさであったり、お供えするお花や供物、参列者にお渡しする返礼品、食事、送迎車両、運営に掛かるスタッフの人件費などです。極論を言ってしまえば「何もしなければお金は掛からない」です。実際本当に「火葬」だけを行うのであれば「搬送費(お亡くなりの場所からご安置の場所)」・「棺」・「霊柩自動車」・「人件費(搬送・納棺・火葬手続き)」だけで済む『場合』もあります。当社でも『火葬プラン19.8万』があります、「それで良い」と言う方もいれば「それはちょっと…」と言う意見もあり、私はどちらでもご納得いただいた上で施行させていただけるなら問題はないと考えています。
・『明朗なお葬式』とは
「安い」と「明朗」は何が違うのか、それは意味や内容、価格をしっかりと説明したうえで「納得した選択」をしていただくと言う事です。経済的な面と希望的な面があるので両方を適える事は難しいですが、お葬式の内容について誠実に提案しそのお家の方の事情や後悔や困りごとが無い様に対応させていただく事が『明朗なお葬式』であると考えています。
先日対応させて頂いたお客様から「貴方はまだここでするかどうかも分からない私たちに対して、すごく誠実に細かくお話をしてくれるんですね」と、とても有難いお言葉を頂きその場で当社の発行する会員にも加入していただきました。正直、私は『販売』はヘタクソなので上手なトークが出来ていたとはお世辞にも思えませんが、それでとてもあたたかなお言葉を頂けました。現在メディアでは「いかに安くお葬式をするのか」と言う見出しが溢れていますが、お葬式は「送る側」「送られる側」が安らかに和やかに過ごせる心の場所でありたいと思っています。
ご拝読いただきありがとうございました。
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