
お葬式を行う上で確認しなければならない『あなたの宗教』、皆さんはご自身のお家の宗教・宗旨・宗派をご存じですか。例えば『仏教』と一言で言っても同じ仏教の中に様々な宗派があります。うっかり間違えてしまうと大変なことになります、今回はそんなお話をしてみたいと思います。
・『宗教』と『宗旨』と『宗派』とは
宗教とは「おおもとの教え」で仏教・神道・キリスト教・イスラム教などの大きなくくりでの分類を指します。宗旨とはその宗教の中の中心となる教えのことで、仏教なら○○宗などと言いうようになります。宗旨とはさらにその中から分かれた分派のことを意味します。
例えば仏教徒の方が宗教を尋ねられた場合には『私の家は仏教の浄土真宗・本願寺派です』と言ったように表します。
・宗教がわからないと困ること
日常の生活においては自分の宗教がわからなくてもあまり困ることはありません。皆さんも特に困ることはないと思います。お寺離れが進む現在、ご自身の菩提寺(先祖代々お付き合いのあるお寺)がわからないという方が多くいることも事実です。とは言えお葬式になると話は別です。それは宗教によってお葬式の意味そのものが変わってしまいますし、それぞれの作法や風習も全く異なったものになるからです。
実際にお葬式の最中や後日、ご親戚の方などから『あの宗派は○○家の宗派ではない、ご先祖様と全く違う戒名(法名)がつけられている』などのトラブルが発生することも起こっています。
・お墓がある所が菩提寺?
よく『うちのお墓は○○寺にあるから多分そこの宗教です』と仰る方がいらっしゃいます。おそらくほぼ間違いはないのですが、まれにお墓の土地だけ地元のお寺の埋葬地を借りていると言う場合もありますので必ず確認するようにしてください。
・宗教・宗旨・宗派がわからない場合はどうすれば
ご自身の宗教などがわからない場合次にあげるポイントを確認してみましょう
1.お家のお墓はどこにありますか?
既にお墓を建立されていて、霊園ではなくお寺や教会などにある場合はそれがご自身の宗教などである場合が多いです。
2.ご自宅にお仏壇などはありますか?
仏壇や位牌、神棚などがご自宅にある場合はそこからわかることがあります。また、お盆やお彼岸などにお坊さんがお参りに来られることがあったら、そのお家は仏教になります。
3.親戚に尋ねてみる。
祖父母、両親、親戚などに聞いてみるのも良いでしょう、ただしお家や親戚の方が改宗(信仰している宗教を変える)されているケースなどもありますので、何人かに確認する方が無難です。
お葬式のご相談(打合せ)や事前のお問合せの際、宗教が分からない方は実際にたくさんいらっしゃいます。中には『分からないから無宗葬でいいです』とか『お坊さんなら何でもいいです』と仰る方もいらっしゃいますが、後々のトラブルを起こさない様にしっかりとした確認をさせて頂いています。お葬式に携わる者としてご遺族の方たちが後悔しない様に手助けになればと思います。宗教が分からない場合にはこちらからご質問をさせて頂きながら確認を取ることもある程度は可能ですので、お困りの際にはご遠慮なくご相談くださいませ。

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