一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。
今回は『キリスト教』について書いてみたいと思います。
細かく調べていくと本当に書ききれないほど難しくなってしまうので、
日本でお葬式をするのに困らない程度をまとめています。
ふんわりと語ってまいりますので、温かい目で見てやってください。
・『キリスト教』とは
キリスト教は約2,000年前に『イエス』と言う方が神の国の福音を伝え、罪ある人間を救うために自ら十字架に架けられたのちに復活したイエスを『キリスト(救世主)』と信じる宗教です。その教えをイエスの弟子たちが世界中に広め現在に至っています。キリスト教には二つの経典があり一つはユダヤ教の流れをくむ『旧約聖書』とキリスト教独自の『新約聖書』があります。
・キリスト教の教派
キリスト教には仏教の宗派のように沢山の『教派』と呼ばれるものがあります、とても書ききれませんので日本でよく聞かれる二つの教派に限ってお話します。一つは『カトリック』もう一つは『プロテスタント』になります。
・カトリックとプロテスタントの違い
カトリックでは聖職者を『神父(しんぷ)』や『司祭(しさい)』と呼びます、神父とはローマカトリック教会において叙階を受け儀式や典礼を執行する司祭の敬称になります、そして司祭は生涯を神職に奉げるために独身とされています。また日曜日に教会で『ミサ』を行うのもカトリックです。カトリックでは『死は終わりではなく始まりである』と考えられ、神様に故人の罪を謝罪し許しを請い永遠の命を授かるように祈る儀式と捉えているため、葬儀は基本的に『教会』で行われます。カトリックでは『通夜ミサ(祈り)』『葬儀ミサ』と呼びます。
プロテスタントでは聖職者の事を『牧師(ぼくし)』と呼びます。牧師は信徒に対して伝道を行う教役者・教職者と言う位置づけになり『神の元では一般信徒と変わらず身分として平等』とされていることから妻帯も許されています。プロテスタントで行われているのは『礼拝(れいはい)』と呼ばれています、プロテスタントにおいて葬儀は『神に感謝し遺族を慰め、親しい人との告別をする機会』と捉えています、プロテスタントでは『前夜祭』『告別式』と呼びます。
本来キリスト教には『通夜』と言う概念はありませんが、この辺りは日本式と捉えてよいでしょう。
・キリスト教のお葬式
キリスト教では聖職者が聖書を朗読し『言葉』による葬儀が執り行われます。式辞中に歌を歌う機会があります、この歌の事をカトリックでは『聖歌(せいか)』プロテスタントでは『讃美歌(さんびか)』と呼びます、清聴するだけでも構いませんが故人に対しての祈りにもなりますので口ずさむ程度でもよいので参加してあげてください。
・献花について
キリスト教では祈る対象は『神』のみで人物に対して祈りをささげることはありません、ですので献花はあくまでも故人への『たむけ』として行います。
献花の際には係員から花を受け取り(この際花の部分が右手側に来るように)、献花台の前へ進んだら『茎が祭壇の方へ向くように』捧げて一礼して黙祷します。
今回はキリスト教について書いてみました、一番調べたのは『献花の向き』です。これだけは以前から『なんで?』とずっと思っていたのですが、明確に「こうしなければならない理由」が書かれている文献を見つけることが出来ませんでしたし、諸説あり「花が手前に来ると柩を綺麗に飾れる」だとか「故人に奉げるから」などとはありましたが特に宗教的な決まりはないそうです、でも出来たら最初にする人の方法に揃えるのが綺麗にお供えが出来てよいかもしれませんね。 ちなみに私はこの手の質問を受けた際には「こうすると一般的ですが、お気持ちがこもればあまり考えすぎなくても良いですよ」と答えています。
どなたか明確にご説明できる方がいらっしゃったらコメントを頂けると助かります。
ご拝読いただきありがとうございました。
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