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執筆者の写真家族葬 花*花

仏壇や神棚のお掃除やメンテナンスについて



梅雨の時期が近づいてきて会館のお掃除をしていましたら、ふと仏壇や神棚に関してのお掃除やメンテナンスに思い至りあれこれと調べてみました。 このご時世であまり外出が出来ない中、ご先祖さまやお守り頂いている神様に感謝してお掃除をしてみてはいかがでしょうか。今回の記事ではそういった内容についてお話してみようと思います。


〇お仏壇のお掃除とは

 お仏壇の主な材料は『木』になります。そのため、湿気は仏壇にとって大敵です。

 梅雨の時期は部屋の窓を開けて換気をよくしてから仏壇の扉を開けて風通しを良くする

 必要があるそうです。できるだけ雨がやんでよく晴れた日に行うのがポイントです。

 仏壇には唐木仏壇と金仏壇があるのでその仏壇によって若干お掃除の仕方が変わります。


唐木仏壇の場合

 それほど汚れがひどくない場合は仏壇専用の『毛払い』を使い、ホコリを落とす程度で

 問題ありません。取れにくい汚れがある時のみ、『固く絞った布(綿やガーゼなど

 柔らかいもの)』で拭いてから、乾拭きで水気を取り除いてください。細かな部分は

 綿棒などを使うと便利です。花瓶の水などをこぼしたままにすると痛みの原因になるので

 日頃から『こぼしたらすぐにふき取る』ようにしておくと良いです。

 蝋燭のこびり付いたロウは仏具屋さんなどで『蝋取りスプレー』を販売しているので、

 そちらを利用するときれいに取り除くことができます。


金仏壇の場合

 黒塗りの部分は唐木仏壇とほぼ同様のメンテナンス方法で行います。ただ、黒塗りの

 部分が『漆塗り』の場合は、漆が水分にとても弱いため『水ぶき厳禁』です。柔らかい

 布で乾拭きをしましょう。固い布を使うと漆が剥げてしまう恐れがあります。

 金箔の部分は素手で触ってしまうと金箔が剥がれたり、手垢や指紋、汗などが

 こびりついて取れなくなってしまうので、かるくホコリをはらう程度にしてください。

 細かな部分は書道用の『筆』などを使うと便利です。

 

仕上げに

 引き出しの中はお経の本や念珠などを入れていらっしゃる方が多く、カビなどが生え

 やすくなるので、タオルなどで乾拭きした後に、扇風機やエアコンで室内の湿気を

 できる限り取り除いてください。なお、この時仏壇に直接風があたらない様に気を

 付けてください。


〇神棚のお掃除とは

 神棚の多くは『檜(ヒノキ)』や『欅(ケヤキ)』を用いて作らているため、『水拭き』は変形や

 カビの原因となるため注意してください。ホコリは『毛はたき』などで落とし、陶器の器

 は水で洗うようにしてください。


神棚の手入れをする際の作法

 1.お掃除を始める前に

  きれいな水で口の中と手を洗い清めて、「これからお掃除を致します」と神様に伝える

  ために神棚の前で『二礼二拍手一礼』を行います。

 2.お掃除の最中

  お掃除の最中には『息を吹きかけない』ように注意しましょう。特に神棚の扉の中に

  納められているお札を取り出す際には和紙を咥えて口を塞ぐようにします。また、

  神棚を下す際には『清潔な白い布』を下に敷くようにしてください。

 3.掃除の後に

  年末などの大掃除では掃除の後に注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)を交換しましょう


調べていくとなかなか大変な感じがしますが、大切なのはご先祖さまや神様を敬う気持ちと長い間お祭りしていくために長持ちするように素材にあったお掃除やメンテナンスを行うことが大切なんだと思います。

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