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  • 執筆者の写真家族葬 花*花

『山家会』のおはなし



一級葬祭ディレクター 家族葬 花*花の内山晃孝と申します。

今回は『山家会』のおはなしです。


・『山家会』とは

本日、6月4日は伝教大師(でんきょうだいし)最澄(さいちょう)の旧暦での命日にあたる日になります。その為、最澄師の教えを受け継ぐ寺院では「山家会(さんげえ)」と言う最澄師の威徳をしのぶ法要が営まれています。


・伝教大師 最澄とは

最澄は歴史の教科書などにも登場しますが、平安時代の僧で遣唐使船で中国へ渡り、中国から仏教の教えを日本に持ち帰った方です。

比叡山に延暦寺を開き、天台宗の開祖としても知られていますね。


・最澄の遺した言葉

最澄師が臨終に際して次のような言葉を遺した、と伝えられています。

「怨みを以って怨みに報せば、怨み止まず。徳を以って怨みに報ぜば、怨み即ち尽く。」

これは、「怒りや憎しみの心を向けられた際に、その負の心を自分も抱いてしまえば互いに負の心が消える事は無い。負の心を抱く相手を寛容の心で接して、慈悲をもって迎え入れる事で、相手の怨みはたちどころに消える」と言い換えることも出来ます。

「我が為に仏をつくるなかれ、我が為に経を写すなかれ、我が志を述べよ」

これは「私(最澄)の冥福を祈って、仏像を作る・写経を行う様なことはしてはならない、ただ志(こころざし)を受け継ぎなさい」と言い換えることも出来ます。

この様に心の大切さを理解し実行できるようになり、そしてその心を次の人々にも伝えて行きなさいと説かれていました。


まとめ

私もまだまだ若輩ですが、長くお葬式のお仕事をさせて頂いていると、どうしてもサービス(商品)提供のみを事務的に勧めがちなってしまう事があります。

故人や遺族の方が何を望まれているのか、どの様な接し方をしていくことが良いのか、ひとつひとつのお葬式に対して「心」をもって対応できる葬祭ディレクターでありたいと思います。


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